「子どもの言葉の遅れが気になる」「言葉を促すおもちゃが知りたい」
お子さまの言葉の遅れを気にされている保護者の方も多いもではないでしょうか。
子どもの成長には発達段階があり、その発達段階に合わせたおもちゃを選ぶことはお子さまの成長にとってとても大切なことです。
今回は“言葉”を促す発達段階に応じたおもちゃや遊び方、声かけの仕方、おすすめのサービスなどをご紹介します。
2児の子を育てる保健師Nina(ニナ)が実際に使って良かったものやオススメの商品を中心にご紹介していくのでぜひ最後までご覧ください。
言葉が遅れる・遅い理由
言葉の発達には個人差があり、その理由は様々です。
環境要因
- 周囲の大人との会話や語りかけが少ない
- テレビやタブレットからの一方的な情報が多い
- おもちゃ・外遊び・ごっこ遊び等からの刺激が少ない
など、環境要因としては(保護者↔️子)双方向のコミュニケーションが不足している場合が考えられます。
お子さんの様子を実況中継のように話かけたり、目に見えたものを言葉にすることが効果的です。
注意していただきたいのは、2歳〜3歳頃までの2語分、3語分の出始める時期は、あまり長い文章で話さないことでです。

「あかい・くるま・」「まんま・たべよう」「これ・ちょうだい(ジェスチャー)」
など、単語単語で短く切って話しかけるようにしましょう。
性格
お子さんの気質や性格も言葉の発達に影響します。
おとなしく慎重型・内向的なタイプのお子さんは、頭の中で十分に言葉を整理してから話そうとするため、発語が遅く感じることがあります。
また、逆に活発で行動優先のタイプのお子さんは、動きで意思を伝えることが多いため、言葉の表出がゆっくりになることもあります。
聴覚(耳の聞こえ)の問題
慢性的な中耳炎や難聴などがあると、言葉の発達に大きく影響します。
音が聞こえない・聴こえずらいことで正しい音声模倣が難しくなり、語彙や発音の習得が遅れるからです。
発達特性
ASD(自閉症スペクトラム)、ADHD(注意欠如・多動症)、LD(学習障害)などの発達障害の特性の一部として、言葉の習得や使い方に特徴が見られる場合があります
これらが複合的に絡み合うため、「ただの個性」か「支援が必要な発達の遅れ」かを見極めるには、専門的な視点が重要です。
発達段階に応じた言葉を促すおもちゃ
0歳〜1歳頃の発達を促すおもちゃ
この時期は色や音など感覚に働きかけるおもちゃを選びましょう。
生後1ヶ月頃に追視(動くものを目で追う)やモロー反射(大きな音にビクッと反応する)がみられます。
視覚・聴覚の発達段階であるため、この時期は五感を刺激するような豊かな経験をたくさんさせてあげてください。
脳が刺激され、今後の言葉の発達だけでなく、全体的な成長発達につながります。
具体的には下記のようなおもちゃがおすすめです。
4~5ヶ月頃になると、おもちゃを手で掴み、口に持っていこうとします。
したがってこの時期には、そうした赤ちゃんの欲求に応え、なめても無害なもの、危険のないものを選びましょう。
木のおもちゃは五感を自然に刺激し、温もりや香り、心地よい音で安心感を与え、想像力や集中力、触覚・聴覚の発達を促してくれます。
耐久性が高く、長く使えることも魅力です。
1歳〜2歳頃の言葉の発達を促すおもちゃ
1歳前後で言葉の意味を理解し始め、「わんわん」「ぶーぶー」など、意味のある単語を一つずつ使う「一語文」を話し始めます。
1歳半を過ぎると、「ママ きて」「ワンワン いた」など「二語文」を話し始めます。
この時期は単語の組み合わせを増やす遊びが言葉の発達には効果的です。
おすすめはおままごとやごっこ遊び。
お皿やお鍋を使って「ごはん どうぞ」「おちゃ のんで」など、動作と言葉を組み合わせて遊びましょう。
「これ なあに?」といった質問を投げかけることも言葉の発達には効果的です。
また、この時期は歩行が安定することで自由に手が使えるようになり、つまむ、めくる、ひっぱる、道具を使うなどの操作ができるようになります。
手先を使う活動は、脳の前頭葉や感覚統合の発達を促し、言語発達にも良い影響を与えます。
手先・指先を使うおもちゃでオススメなのはこちらの商品です。

スロープトイは、聴覚(カタカタと鳴る)・視覚(左右に揺れる動き)・触覚(車を持ち上げて置く動作)と、複数の感覚が同時に心地よく刺激されるため、言葉の発達にも良い影響を与えます。

おうちの中にある身近なものだと、洗濯バサミで何かを挟む遊びや、トングを使って物を移動させる遊びもオススメです!
3歳〜4歳頃の言葉の発達を促すおもちゃ
運動能力の発達に伴い、食事・排泄・衣類の着脱など、基本的な生活習慣が自分でできるようになってきます。生活の中でできることが増えるにつれ、「何でも自分でできる」「自分でしたい」という気持ちを強く持つようになります。
この時期はお子さまの気持ちを尊重して、見守ってあげることが重要です。

お子さまが自分の欲求を言葉ではなく態度や行動で示すときは、「◯◯したいの?」と先回りして保護者が聞くのではなく、「どうしたの?」「何がしたいの?」というふうに、お子さまの発言を少し待ってみましょう。
そうすることで、自分で伝える力が身につきます。

パズル全般が持つ効果に加え、二重パズルのような複数段階の課題を解くパズルは、脳にさらに良い刺激を与えます。
4歳の息子も好きでよく遊んでいます。集中力もつくのでオススメです。
また、手先が器用になったり、想像力が広がったりする時期でもあります。
この時期は積み木や粘土、折り紙、ブロックなど形を作って楽しむ「構成遊び」で言葉の発達を促しましょう。

「何を作ったの?」「これはどうやって作ったの?」と問いかけることで、自分の考えを言葉にする練習にもなります。
質のいいおもちゃを試してみたいときは
児童館や子育て支援施設へ行く
児童館や子育て支援施設には、お子さんの成長発達や言葉の発達を促すおもちゃがたくさんあります。
どんなおもちゃがお子さんに合っているか試してみたい時にぜひ利用されてみてください。
また、保護者以外の大人や、同年齢のお子さんとのコミュニケーションも取ることができ、お子さんの成長発達に良い影響を与えます。
おもちゃのサブスクを試してみる
「なかなか外に出るのが億劫、でも子どもの成長に合わせたおもちゃを試してみたい」
「おもちゃが増えすぎて収納する場所がない」
「新しいおもちゃを買ってあげたいけど、気に入らなかったらどうしよう」
こんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そんな時はおもちゃのサブスクがオススメです。
お子さまの成長発達に合わせておもちゃが届くため、様々なおもちゃを試すことができます。
また、サブスクなので家の中の収納に余裕がなくても困らなかったり、お子様におもちゃを買い与えて気に入らなかった時のリスクも減らすことができます。
様々なおもちゃや遊びを通して、お子さまの言葉の発達に働きかけてみてください。
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まとめ
言葉の遅れには様々な要因があります。
言葉の遅れが「個性」なのか「支援が必要な発達の遅れ」なのか、判断に困る場合は乳幼児健診や専門の医療機関で相談されてください。
お子さまの成長、言葉の発達を促すにはその月齢にあったおもちゃを使って、保護者や身近な大人が適切なコミュニケーションをとってあげることが大切です。
今回の記事がお子さまの発達に悩んでいる方のお役に少しでもたてれば幸いです。



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